全国に1,200箇所以上存在する道の駅の中で、道の駅の温泉付き拠点は約1割強にあたる140箇所以上に達しています。とりわけ2024年から2026年にかけてのリニューアルでは、老朽化した大浴場の単なる改修にとどまらず、サウナブームやプライベート空間需要を反映した高付加価値化が顕著です。
かつては「地元の高齢者が集う簡素な公衆浴場」という色合いが強かった施設も、現在では地下深層から湧出する良質な自家源泉のかけ流しや、夜空を満天の星が彩る道の駅の露天風呂やサウナを売りにする施設が主流となりました。ドライブの疲れを癒やすだけでなく、「わざわざそのお風呂に入るためにルートを組む」ドライバーが後を絶ちません。
また、小さな子ども連れや介護を必要とする家族層から強い支持を集めているのが、家族風呂のある道の駅です。周囲に気兼ねなく温泉を堪能できる貸切風呂の増設は、プライバシーを重視する近年の旅行スタイルと見事に合致し、週末には予約開始直後に枠が埋まるほどの人気ぶりを見せています。