徳島文理大学の評判はやばい?高松移転の理由と偏差値・就職の実態とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

徳島文理大学の真骨頂といえるのが、医療・福祉系専門職の育成です。なかでも看板である薬学部は、1972年開設という私立大学薬学部の中でも西日本屈指の歴史を持っています。

受験生や保護者が最も注視すべき薬剤師国家試験の合格率については、表面的な「新卒合格率」だけでなく「既卒を含めた総合格率」や「入学者に対するストレート合格率」を立体的に把握する必要があります。厚生労働省の公開データによると、近年の同大学の新卒合格率は全国平均前後の70%〜80%台前半を推移しています。決して抜きん出たハイレベルとは言えないものの、下位私大薬学部のような極端な低迷は回避しており、直前の国試対策講座や模擬試験による個別指導体制は手厚く機能しています。

一方、大学の真価が問われる出口戦略において、就職先の実績は極めて安定しています。主な就職ルートは以下の通りです。

  • 医療・調剤分野:アインホールディングス、日本調剤、クオール、総合メディカルなど大手調剤薬局チェーン、徳島大学病院、香川大学医学部附属病院、徳島県立中央病院、高松赤十字病院をはじめとする国公立・私立基幹病院。
  • 看護・リハビリ・臨床検査分野:四国・山陽・関西圏の総合病院、リハビリテーションセンター、自治体保健師、訪問看護ステーション。
  • 文系・総合政策・理工分野:徳島県庁、香川県庁、各市町村役場、阿波銀行、百十四銀行、四国電力グループ、地元有力IT企業、大塚製薬グループなど地元大手・準大手企業。

四国エリアにおいては「文理大卒」のOB・OGネットワークが医療現場や自治体、地元産業界に広く張り巡らされており、地方での実務就職においては強いプレゼンスを誇っています。