黄砂予報が出ている期間、家庭内で最も直面する疑問が「洗濯物を外に干していいのか」という問題です。結論として、黄砂が観測されている時間帯の外干しは完全に避けるべきです。黄砂は鉱物由来の鋭利な角を持つ結晶構造をしており、湿った洗濯物の繊維に入り込むと、通常のブラッシングやはたき落としでは取り除けません。そのまま着用すると肌の摩擦炎症やアレルギー性皮膚炎を引き起こす要因となります。飛来中は浴室乾燥機や部屋干し用除湿機の活用が鉄則です。
また、屋外駐車場に止めている自家用車への被害も深刻です。SNS上では「愛車のボンネットが黄色い砂で真っ白になった」「拭いたら傷だらけになった」という悲鳴が多く投稿されています。
ここで絶対にやってはならないのが、タオルや毛ばたきによる乾拭きです。黄砂の主成分はモース硬度7に達する「石英(ガラスと同じ硬さ)」を含んでいるため、乾いた状態で擦るとボディーに無数の微細なヘアライン傷を刻むことになります。洗車を行う際は、まずたっぷりの水と高圧洗浄機で砂粒を完全に洗い流し、その後にきめ細かい泡のカーシャンプーで優しく撫でるように洗うのがプロのディテーラーによる共通の見解です。