イタリア現地のバール文化を体験すると、アフォガードの頼み方や楽しみ方に固有のリズムがあることがわかります。ローマの名門として名高い「Sant'Eustachio Il Caffè(サンテウスタキオ・イル・カッフェ)」やミラノの老舗「Cova(コヴァ)」をはじめとするイタリア 現地 人気カフェでは、注文の手順に明確なルールが存在します。
知っておくべきイタリア カフェ 注文方法の基本は、「バンコ(Banco=立ち飲みカウンター)」と「タヴォロ(Tavolo=テーブル席)」での手順の違いです。
カウンターでサッと楽しむ場合、まずは店内奥や入口脇にあるレジ(Cassa=カッサ)へ向かい、「Un affogato al caffè, per favore.(アフォガード・アル・カッフェをひとつお願いします)」と伝えて先に支払いを済ませます。受け取ったレシート(Scontrino=スコントリーノ)をカウンターの上に置き、コインを1枚添えてバリスタに見せるのが現地流のスマートな流儀です。
さらに、夕暮れ時から夜にかけてのバールでは、大人の裏技として「リキュールの追加」が定番の選択肢となります。もっとも愛されているのが、アンズの種子を原料とするアーモンドのような芳香を持つリキュール「アマレット」を垂らすスタイルです。アフォガート リキュール アマレットの組み合わせ(Affogato corretto con Amaretto)は、エスプレッソの焙煎香とバニラの甘味、そして杏仁のビターな香気管が三位一体となり、食後酒(ディジェスティーヴォ)を兼ねた至高のデザートへと昇華します。