コードが押さえられるようになったら、次に重要なのが「右手のリズム(ストローク)」です。『風になる』を原曲らしく聴かせる最大のポイントは、跳ねるような16ビートのシャッフル感にあります。
1. 初心者向け:基本の8ビートストローク
まずは拍の頭をしっかり捉えるため、ゆったりとした8ビートからスタートしましょう。
【基本パターン】
↓(ジャン) — ↓↑(ジャカ) — ↓(ジャン) — ↓↑(ジャカ)
(※「↓」はダウンストローク、「↑」はアップストローク)
手首の力を完全に抜き、うちわをあおぐようなしなやかな手首のスナップで弦を撫でるように振り下ろすのが澄んだ音を鳴らすコツです。
2. 中級者向け:軽快なカントリー・シャッフルストローク
楽曲の疾走感を再現するには、2拍目と4拍目に軽いアクセント(強調)を置き、さらに右手の手のひらの側面で弦を一瞬ミュートする「カッティング(ブラッシング)」を織り交ぜます。
【実践パターン】
↓・↑・(チャッ)・↑ | ↓・↑・(チャッ)・↑
(※「チャッ」の部分で弦の鳴りを止め、パーカッシブなアタック音を鳴らす)
ウクレレの場合、親指の腹を使った柔らかなストロークと、人差し指の爪を使った輪郭のあるストロークを弾き分けることで、つじあやの特有のオーガニックで温かいサウンドが立ち上がります。
3. 弾き語りで歌と演奏をズレさせない練習ステップ
コード弾きと歌を同時に行うと、どうしてもリズムが崩れてしまうことがあります。この課題は以下の3段階で練習すると驚くほどスムーズに解決します。
- ステップ1(全音符ストローク):1小節に1回だけ「ジャーン」とコードを鳴らし、コードの変わり目と歌詞のタイミングを一致させて歌う。
- ステップ2(4分音符ストローク):メトロノームやリズムマシン(テンポをBPM90程度に落とす)に合わせて、1小節に4回「ジャン・ジャン・ジャン・ジャン」と一定に刻みながら歌う。
- ステップ3(原曲テンポでの本番ストローク):BPMを徐々に116まで引き上げ、シャッフルのストロークパターンを乗せて歌い上げる。