冨田リカが脚光を浴びた2000年代半ばから2010年代初頭は、ファッション誌を中心に「アラフォーブーム」や「美魔女ブーム」が最高潮を迎えていた時代でした。『STORY』の誌面を飾る彼女は、高級外車を乗りこなし、瀟洒な邸宅で暮らす「理想のセレブ妻」として描かれていました。
しかし、ネット上の掲示板やSNSでは、その完璧すぎるイメージゆえに「作られたセレブ像ではないか」「家庭を顧みないのではないか」といったやっかみや偏見に満ちた批判が浴びせられることも少なくありませんでした。
ここで検証すべきは、彼女が単なる「夫の富にぶら下がるトロフィーワイフ」では決してなかったという事実です。彼女のキャリアの根底には常に、短大時代から培った教育への情熱と、自活するための専門資格がありました。メディアが過剰に演出した「きらびやかな美魔女」という偶像と、地道に心理カウンセリングを学ぶ「現実の冨田リカ」との間に生じたギャップこそが、ネット社会における数々の誤解を生む原因となっていました。