しかし、2017年、二人は突如として離婚を発表する。世間を驚かせたこの決断の背景にあったのは、スキャンダルや感情的な対立ではなく、「政治的スタンスの違い」であった。政策や党内での立場が明確になるにつれ、互いの政治行動が相手の政治活動に制約を与えてしまうというジレンマに直面したのだ。
自民党の政務調査会長などを歴任し、より保守色の強い主張を展開する高市氏と、地元福井の立場や独自の政策論を重んじる山本氏。二人にとって、お互いの政治生命を尊重した結果としての円満離婚であった。離婚後も反目し合うことはなく、政治家としての尊敬の念を維持し続けた点が、一般的な離婚劇とは大きく異なっていた。