番組放送直後から、ネット上では凄まじい反響が巻き起こりました。
初期のSNSや掲示板では、宮崎監督の妥協なき作家精神と命への眼差しに対する賞賛が相次ぎ、「クリエイターとしての格の違いを見せつけられた」「技術至上主義への最高のカウンター」と支持が集まりました。同時に、「極めてなにか生命に対する侮辱を感じます」という特徴的な言い回しは、あまりのインパクトからネットスラングやパロディ構文としても広く拡散されることになります。
しかし、生成AIがイラストや動画を瞬時に作り出すようになった現在、このシーンは単なるネットミームの枠を超え、「AI倫理の原点」として真剣に再評価されています。データセットから学習したAIの出力物を、作り手が人間の痛みや文脈を無視して消費することへの危うさを、宮崎監督は10年近く前に直観で見抜いていたとして、その先見性が改めて称賛されています。