宮崎県立美術館の所蔵が凄すぎる理由!名作マグリットと瑛九の深層解剖に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

ネット上の一部では「地方の美術館だから企画展のときだけ行けば十分」「作品数が少ないのでは」といった誤解が見受けられます。しかし、これは実態を反映していません。

第一に、同館のコレクション展は年間を通じて第1期から第4期などに分けてテーマごとに大幅な展示替えが行われています。季節を変えて訪れるたびに、普段は収蔵庫で大切に保管されている貴重な素描や版画、知られざる近代洋画の隠れた名作に出会うことができます。

第二に、建築家・岡田新一設計事務所が手掛けた建物そのものがひとつの芸術作品であるという点です。宮崎の豊かな自然景観と調和した端正な石造りのファサード、吹き抜けが心地よいエントランスホール、光の陰影を計算し尽くした展示空間など、細部に至るまで鑑賞者の美意識を高める工夫が凝らされています。「ただ展示物を観る場所」ではなく、「空間全体に身を置いて五感を研ぎ澄ます建築」としての魅力も見逃せません。