古事記と日本書紀の決定的な違いとは?神話に隠された驚きの真相を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

『古事記』の完成において決定的な役割を果たしたのが、驚異的な記憶力を持つとされる稗田阿礼と、それを巧みな文章へと昇華させた太安万侶の二人だ。天武天皇の命を受けた稗田阿礼は、古くから伝わる帝紀や旧辞を暗誦し、記憶を整理した。しかし、天武天皇の崩御によって編纂作業は一時中断を余儀なくされる。

その後、元明天皇の命により太安万侶が稗田阿礼の記憶を書き起こす作業に着手した。太安万侶の苦悩は、日本語の響きをいかに漢字体で再現するかという点にあった。彼は変体漢文を駆使し、躍動感あふれる文体で神々の生き生きとした姿を紙上に刻みつけたのである。