では、素人が作成した画像と、プロ顔負けの「韓国風おしゃれアイコン」を分ける境目はどこにあるのか。現役のビジュアルデザイナーに取材したところ、3つの決定的なテクニックが浮かび上がった。
第一に「彩度とグレインのコントロール」だ。スマホで撮影した写真をそのまま使うのではなく、彩度をわずかに下げ、フィルムカメラのようなザラついた粒子感を加えることで、一気に叙情的なニュアンスが生まれる。
第二に「余白の計算」である。顔やオブジェクトを中央に大きく配置するのではなく、あえて斜め方向に寄せたり、画面の3分の2を背景で埋めたりすることで、アンニュイな抜け感が演出できる。
第三に「自然光の取り込み」だ。室内灯の人工的な光ではなく、夕方の日差しやレースカーテン越しに差し込む柔らかい光を捉えること。これが、加工アプリのフィルターだけでは再現できない本物の透明感を作り出す。