『宮』の二次創作が持つ奥深さは、主人公2人以外のサブキャラクターたちの描き方にも現れています。特に、孤独な戦いを強いられたイ・ユル(義聖大君)の「救済ルート」は、多くの読者の涙を誘う人気テーマのひとつです。
原作では切ない結末を迎えたユルが、心から愛せる新たな女性と出会って心の傷を癒やすストーリーや、シンとチェギョンの味方として皇室を支える頼もしい存在へと成長するストーリーは、ユル派のファンにとってかけがえのない救いとなっています。
さらに、原作の後半でチェギョンを苦しめた皇室制度そのものにメスを入れ、2人が協力して「開かれた現代の皇室」を創り上げていく改革ストーリーなど、社会派サスペンスの要素を取り入れた骨太な作品も、大人の読者層から高い評価を獲得しています。