原作屈指のショッキングな場面として知られるシャルナーク最期の瞬間。その顛末は単行本34巻・第357話「残念⑪」に克明に描かれています。
公衆トイレに入ったコルトピを外で待っていたシャルナーク。突如としてトイレから歩み出てきたヒソカの手には、すでに生首となったコルトピが握られていました。驚愕と怒りで息を呑むシャルナークに対し、ヒソカは何の問答も挟まず一瞬で距離を詰めます。
次のカットで描かれたのは、公園のブランコに腰掛けた状態で両腕を縛り付けられ、無残に息絶えたシャルナークの姿でした。傍らにはコルトピの首が転がり、周囲には死体に群がるカラスが飛び交うという、救いようのない演出です。
かつてヨークシン編において、ネオンの「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」によって占われたシャルナークの予言詩には、以下のような不穏な一節が刻まれていました。
「大事な暦が一部欠けて 遺された月達は盛大に喪を告げるだろう
鉛の花を咲かせた黒板の上に 誇らしげに並ぶ 電話の相手がいない」
ヒソカの手にかかる直前、シャルナークはクロロと電話で「次は船(B・W号)で会おう」と会談を終えたばかりでした。まさに「電話を切った直後に相手を失い、自らも散る」という残酷な構図は、物語の緻密な伏線回収としてファンの背筋を凍らせました。