言説の震源地となったのは、言わずと知れた『5ちゃんねる』の皇室関連スレッドである。そこでは長年にわたり、皇室メンバーを独自の隠語で呼び合う閉鎖的なコミュニティが形成されていた。外からは窺い知れない符牒を用いることで、投稿者たちは連帯感を強めた。
しかし、スマートフォンとソーシャルメディアの普及が状況を一変させた。アルゴリズムが感情的な投稿を優先して拡散する『X(旧Twitter)』へと言葉が流出。文脈を理解しない一般層をも巻き込みながら、過激な言辞が瞬く間にタイムラインを汚染していく構造が定着した。陰謀論的な言説は、もはや掲示板の片隅に留まることを許さない。