吉幾三『酔歌』はなぜ心揺さぶる?ソーラン節の誕生秘話と名曲の真価の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

吉幾三氏のシングル『酔歌』が世に送り出されたのは、1990年(平成2年)6月25日のことでした。発売元は徳間ジャパンコミュニケーションズ。『俺ら東京さ行ぐだ』(1984年)、『雪國』(1986年)、『酒よ』(1988年)と、演歌・歌謡界に金字塔を打ち立て続けてきた吉幾三氏が、満を持して世に問うた渾身の作詞・作曲ナンバーです。

オリコンチャートでもロングヒットを記録し、アルバム『吉幾三 全曲集』をはじめとする数多くのベスト盤や企画盤に収録されてきました。派手なタイアップに頼ることなく、純粋に楽曲自体の持つ力と口コミ、そして有線放送や居酒屋のカラオケを通じてじわじわと日本全国に浸透していった背景には、当時の働き盛り世代が抱えていた孤独や疲労を優しく包み込む包容力がありました。