こうした研究成果の蓄積を受け、ヘルスケア産業全体が大きく動き出している。産学連携で発足した「リコピン機能性研究プロジェクト」は、高濃度リコピンを含有する次世代の機能性表示食品や高付加価値サプリメントの開発を急速に推し進めている。
市場では、従来の「体に良い」という曖昧な訴求から、エビデンスに基づいた個別化栄養(パーソナライズド・ニュートリション)への転換が進む。リコピンを効率よく補給できるイノベーティブな食品形態が次々と登場し、消費者が自分のライフスタイルに合わせて手軽に予防医療を実践できる環境が整いつつある。