咬筋の起始・停止と支配神経を徹底解説!試験対策とエラ張りケアの主要なニュースを丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

咬筋の支配神経は、脳神経第V神経である三叉神経の第3枝、下顎神経(V3)から分枝する「咬筋神経」です。頭蓋底にある卵円孔を通過した下顎神経は、下顎切痕(下顎骨の筋突起と関節突起の間のくぼみ)を外側へと通り抜け、咬筋の深面から筋腹へと進入します。

顔面の筋肉といえば「顔面神経支配」と混同しがちですが、咀嚼筋群(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)はすべて下顎神経支配である点は、解剖学の超重要鉄則です。表情を作る表情筋が顔面神経支配であるのに対し、咀嚼という力強い運動を担う筋肉は三叉神経が司っています。

咬筋の主な作用は「下顎の挙上(口を閉じる運動)」です。さらに細かく見ると、斜めに走行する浅部線維が収縮することで下顎の前方移動(前方位への牽引)が起こり、直立に近い深部線維は後方への安定化に寄与します。食事の際に硬いものを噛み砕く主動力は、この強力な挙上力から生まれています。