夜の街を歩いていると混同されがちなのが、ガールズバー、キャバクラ、そして近年急速に店舗数を増やしているコンセプトカフェ(コンカフェ)の違いです。これらは料金体系だけでなく、ガールズバーとキャバクラの違いを決定づける風俗営業法(風営法)上の法区分や、店舗の空間構造に明確な境界線が存在します。
最大の違いは「接待行為の有無」です。キャバクラは風営法第2条第1項第1号の許可を取得しており、女性キャストが客の隣に座って談笑したり、お酒を作ったり、タバコに火をつけたりする「接待」が合法的に認められています。一方、ガールズバーは原則として深夜酒類提供飲食店(一般飲食店)として営業しており、カウンター越しに対面で接客を行う立ち位置を厳守しなければなりません。客の隣に着席する行為や過度なスキンシップは法令違反となります。
また、コンカフェとガールズバーの違いについても整理が必要です。コンカフェはメイド服やアニメ、アイドルなど特定の世界観やコスプレを前面に押し出したカフェ業態であり、ノンアルコール営業の昼帯から営業する店舗も多数存在します。ターゲット層や演出の方向性に違いがあり、来店目的に応じた使い分けが求められます。
来店するガールズバー客層と平均予算を分析すると、キャバクラのような指名争いや同伴・アフターといった重い付き合いを好まず、「バーテンダーと適度な距離感で楽しく会話しながら飲みたい」というライト層が中心を占めています。