仕上がりの美しさを大きく左右するのが、下ごしらえの段階における具材の切り方の統一感です。ハム、きゅうり、錦糸卵などの細切り具材は、長さ5〜6cm、太さ2〜3mm程度にきっちりと揃えてカットします。太さがバラバラだと雑然とした印象になり、口当たりにもムラが生じてしまいます。
特に差が出るのが錦糸卵の扱いです。薄焼き卵を焼く際は水溶き片栗粉を少量加えると破れにくくなり、しっとりとした質感に仕上がります。細切りにした錦糸卵は、指先でふんわりと空気を含ませるようにほぐしてから盛り付けると、繊細なプロの質感が生まれます。
定番であるトマトときゅうりの配置にもポイントがあります。きゅうりを放射状に並べる王道スタイルを採用する場合、時計回りに少しずつ角度をずらしながら等間隔で配置すると幾何学的な美しさが際立ちます。トマトはくし形切りだけでなく、厚さ5mm程度の輪切りにして器の縁に沿わせたり、1cm角のダイスカットにして中央に散らしたりすると、今っぽいモダンな表情に仕上がります。
また、具材をストライプ状(帯状)に並べる「ボーダー配置」も近年人気を集めています。麺の上にきゅうり、錦糸卵、ハム、蒸し鶏などを平行にきれいに敷き詰めることで、スタイリッシュなカフェ風のプレートが完成します。