白日の下に晒された犯人の正体は、被害者の血縁関係にあたる川崎政男であった。親族という身近な存在でありながら、なぜ彼は幼い子どもを含む3人もの命を奪うという非道な凶行に走ったのか。その裏には、身勝手な欲望と金銭的な困窮が複雑に絡み合っていた。
川崎政男は当時、個人的な借金を抱えており、親密な親族関係を盾に金銭援助を求めていたとされる。しかし、思うように要求が通らなかったことへの怨恨、そして自らの身勝手なプライドが屈折した殺意へと変貌を遂げていった。無抵抗な幼子までを手にかける冷酷な犯行態様は、人間の底知れぬ悪意をまざまざと見せつけるものだった。