日本産婦人科学会が提示する2026年の最新医療データによると、35歳以上の初産だけでなく、40歳を超えてからの経産婦による出産割合も高い水準を維持している。産婦人科医療の急速な進歩が、従来ならハイリスクとされた年代の出産を力強くサポートしている格好だ。
不育症検査の精密化やNIPT(非侵襲的出生前遺伝的検査)の普及、さらには超音波画像の高精細化により、胎児の異常や母体の変化を早期に発見できる環境が整った。しかし、医療の進歩がどれほど目覚ましくとも、加齢に伴う母体への物理的負荷が完全に消えるわけではない。専門家は「医療データが示す成功率は上がっているが、個々の体質や準備の有無が結果を大きく左右する」と指摘する。