深夜2時。静まり返った群馬県伊勢崎市の街並みの中で、巨大な看板の灯りだけが異彩を放っている。郊外型店舗が多く立ち並ぶエリアにあって、深夜営業を継続するスタイルは独自のカルチャーを生み出した。夜間に訪れるのは、夜勤明けのドライバーや仕事終わりの社会人、そして夜な夜なレア商品を求めて遠征してくるコアなマニアたちだ。
日本のリユース業は近年、単なる不要品処分の場から「宝探しのテーマパーク」へと変貌を遂げた。ここ万代書店はその先駆者として、棚の配置一つにも探検心をくすぐる工夫を凝らしている。雑多に見えて緻密に計算されたディスプレイは、訪れる者の滞在時間を自然と延ばし、予期せぬ出会いへと誘う魅力を放つ。