江田島市を語る上で欠かせないのが、近代日本の歴史を刻んできた海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)の存在です。明治21年(1888年)に東京・築地から移転して以来、海軍将校の育成機関として数多くの人材を輩出してきました。
現在も現役の自衛隊教育施設として使用されている構内には、イギリス積みと呼ばれる美しい赤レンガ造りの「幹部候補生学校校舎」や、厳かな空気が漂う「大講堂」、貴重な歴史的資料約1,200点を展示する「教育参考館」が保存されています。事前予約や見学マナーの遵守が必要であるものの、専任ガイドによる案内を通じて触れる歴史の重みは、訪れる人々に深い感銘を与え続けています。
歴史探訪と並ぶもう一つの大きな柱が、瀬戸内海を一望する絶景ドライブコースです。島内を縫うように走る海岸線や、標高400メートルを超える古鷹山(ふるたかやま)、砲台山(三高山)の展望台からは、多島美のパノラマと行き交う大型船の雄大な姿を望むことができます。
旅の疲れを癒やす温泉や宿泊施設の充実も見逃せません。近年開業した「江田島荘」をはじめとする温泉リゾートでは、地下深くから湧出する良質な療養泉と、瀬戸内の夕景を臨む露天風呂が用意され、極上のホスピタリティを提供しています。