奈良県立医科大学を取り巻く最大のトピックが、奈良県および橿原市が一体となって推進する「まほろば健康医療拠点」整備とキャンパス再編プロジェクトです。従来のキャンパス(橿原市四条町)は、建物の老朽化や敷地の狭隘化が課題視されていましたが、中和幹線沿いの近鉄大和八木駅南側エリアなどを巻き込んだ大規模なまちづくり計画とともに、段階的な新キャンパス整備と医療機能の集約が進められています。
自治体の公表資料および大学の構想発表によると、この移転・再編の主眼は単なる「校舎の新築」にとどまりません。最新のシミュレーション教育センターの拡充、産学官連携による先端創薬・バイオメディカル研究の拠点化、そして地域包括ケアと直結した次世代型スマートホスピタルの構築が組み込まれています。キャンパスの近代化に伴い、学生の学習アメニティや研究者のラボ環境は関西の国公立大医学部の中でも屈指の充実度を誇る水準へと進化を遂げつつあります。