今注目を集めている 硯の正しい洗い方完全ガイド!洗剤とお湯がNgな理由と墨の落とし方について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

Q1:激落ちくんなどのメラミンスポンジで洗っても大丈夫ですか?
A1:天然硯への使用は避けてください。メラミンスポンジは微細な研磨構造を持っているため、頑固な汚れごと硯の命である「鋒鋩(微細なヤスリ)」を削り落としてしまい、墨がすれなくなる原因になります。必ず研磨剤を含まない柔らかいスポンジや布を使用してください。

Q2:市販の墨汁(液体墨)を使った後も水洗いだけで落ちますか?
A2:使用後すぐであれば流水とスポンジの水洗いで完全に落とせます。ただし、液体墨には固形墨と異なり合成樹脂エマルジョンや防腐剤が含まれているため、乾くと耐水性の皮膜を形成して非常に落ちにくくなります。液体墨を使用した際は、絶対に放置せず書き終えた直後に洗浄してください。

Q3:長年使ってツルツルになり、墨が滑ってすれなくなりました。寿命でしょうか?
A3:天然石の硯であれば寿命ではありません。表面の鋒鋩が目詰まりを起こしているか摩耗している状態ですので、市販の書道用「泥砥石(硯用砥石)」を使って水研ぎを行うことで、購入時のような鋭い磨り心地が何度でも復活します。