ドラッグストアの棚には複数のナザール製品が並んでいますが、配合成分や用途は大きく異なります。自身の症状や目的に適した製品を選ぶためにも、それぞれの特徴を把握しておくことが欠かせません。
1. 一般的な血管収縮タイプ(第2類医薬品:ナザール「スプレー」各種)
青いパッケージでおなじみの定番製品や、ラベンダー・ミントの香りがついたモデルです。有効成分としてナファゾリン塩酸塩(血管収縮剤)、マレイン酸クロルフェニラミン(抗ヒスタミン成分)、ベンザルコニウム塩化物(殺菌成分)が配合されています。急激な鼻づまりに対する即効性は抜群ですが、連用による薬剤性鼻炎のリスクがあるのはこのタイプです。
抗ヒスタミン成分の作用により、人によっては点鼻後にかすかな眠気やだるさを感じる場合があります。車の運転や集中作業を控えているときは注意が必要です。
2. 季節性アレルギー専用ステロイドタイプ(指定第2類医薬品:ナザールαAR0.1%)
花粉症などの季節性アレルギーによる鼻づまり・鼻水・くしゃみに対して、炎症そのものを鎮めるベクロメタゾンプロピオン酸エステル(ステロイド成分)が配合されたタイプです。血管収縮剤を含まないため薬剤性鼻炎のリスクは極めて低く、継続的な予防・治療に適しています。ただし即効性はなく、効果を実感するまでに1〜2日程度かかります。