園内には哺乳類、鳥類、爬虫類など約70種・数百点の動物たちが暮らしています。敷地面積約3.3ヘクタールというコンパクトな空間設計を活かし、動物たちとの距離が驚くほど近い点が大きな魅力です。
来園者の視線を一身に集めるのが、展示場を元気に動き回るアカレッサーパンダです。木登りをする姿や笹を食べる愛らしい仕草を頭上や目の前のガラス越しに観察でき、シャッターチャンスが途切れることはありません。飼育員手作りの解説プレートには個体ごとの性格やエピソードがユーモアたっぷりに綴られており、命の個性を身近に感じられます。
さらに動物ファンにとって絶対に見逃せないのが、ニューカレドニアの固有種であり絶滅危惧種に指定されている「カグー」です。飛ぶことがほとんどできず、地面を歩きながら餌を探す不思議な生態を持つこの鳥は、2026年現在、日本国内で野毛山動物園でのみ飼育展示されています。威嚇や求愛の際に見せる美しい冠羽を広げた姿は、まさにここでしか目撃できない貴重な光景です。
このほか、間近で迫力を体感できるライオンやアミメキリン、愛らしいフォルムのミナミコアリクイ、そして国内屈指の充実度を誇る「爬虫類館」など、無料の枠組みを完全に凌駕した展示内容となっています。