隔世遺伝が起こる確率を理解する上で外せないのが、高校の生物などでも学ぶ「メンデルの法則」です。人間は父親と母親からそれぞれ1つずつ、計2つの対立遺伝子を受け取ります。
特徴が現れやすい顕性遺伝子を「A」、隠れやすい潜性遺伝子を「a」と置いた場合、遺伝子の組み合わせは以下の3パターンになります。
- AA(顕性ホモ):顕性の特徴が現れる
- Aa(ヘテロ接合):顕性の特徴が現れ、潜性の「a」は隠れる(保因者)
- aa(潜性ホモ):潜性の特徴が現れる
例えば、祖父母が潜性の特徴(aa)を持っており、生まれた親が保因者(Aa)だったとします。この親自身には顕性の特徴が現れるため、祖父母の特徴は受け継がれなかったように見えます。しかし、同じく保因者(Aa)である配偶者と結婚した場合、生まれてくる子ども(孫)の遺伝子の組み合わせは、AA(25%)、Aa(50%)、aa(25%)となります。
つまり、25%(4分の1)の確率で祖父母と同じ「aa」の組み合わせが復活します。親には現れなかった祖父母の特徴が孫の代で再び姿を現すこの確率こそが、単一遺伝における隔世遺伝の真相です。