SPEEDの成功を語る上で欠かせないのが、プロデューサー・伊秩弘将氏の卓越したソングライティングです。「steady」における哀愁を帯びたマイナーコードから開放感あふれるメジャー感への劇的な展開、そして転調の美しさは、当時のダンスミュージックシーンに新たな地平を切り拓きました。
ハイトーンで突き抜ける島袋寛子さんの声質と、ハスキーで感情表現豊かな今井絵理子さんの歌声が見事なコントラストを生み、そこに上原多香子さんと新垣仁絵さんのキレのあるダンスとコーラスが重なることで、4人にしか出せない唯一無二のグルーヴが完成しました。「steady」は、日本のポップミュージックが歌唱力・ビジュアル・ダンスを高次元で融合させた歴史的な到達点であり、その後の音楽シーンに計り知れない影響を与え続けています。