NHKにおけるロボット・SFアニメの歩みは、日本のテレビアニメの進化と密接に連動しています。「NHKでロボットアニメといえば何を思い浮かべるか」という問いに対して、往年のファンから近年の視聴者まで幅広いタイトルが挙がるのは、時代ごとに極めて挑戦的な編成が行われてきた証拠です。
かつてはNHK教育テレビ(現・Eテレ)やBS2の衛星アニメ劇場を中心に、良質な海外アニメやジュブナイルSF、自律型ロボットが活躍する意欲作が放送されていました。その後、2010年代以降になるとNHK総合の深夜枠において、大人向けのアニメーション制作へ本格参入。ロボットの存在意義やAIと人間の共生を正面から問いかける、硬派なロボットアニメが次々と誕生しました。
子ども向けの枠にとどまらず、最先端のアニメーションスタジオとタッグを組んで生み出された作品群は、民間放送のアニメ枠とは一線を画す重厚なテーマ性と作画クオリティを誇っています。