今注目を集めている 牛天神北野神社の撫で牛伝説とご利益の真相!御朱印やアクセスを徹底取材について、多角的な視点を整理して公開しています。

文京区春日の高台に鎮座する牛天神北野神社の創建は、治承・寿永の乱の渦中にあった1184年(元暦元年)に遡ります。東国を平定すべく軍を進めていた源頼朝が、当地の入江(現在の神田川水系付近)に船を寄せ、松の木陰にあった大石に腰掛けて休息をとっていた際、夢の中に牛に乗った菅原道真公が現れました。

社伝の記録によると、道真公は頼朝に対して「武運を開き、二つの喜びを与える」と神託を下したと伝えられています。その直後、頼朝には長男である頼家が誕生し、翌年には平家を討ち滅ぼして悲願の幕府開設へと至りました。この神恩に深く感謝した頼朝が、自身が腰掛けた牛の形に似た巨石をご神体とし、社殿を建立したのが牛天神北野神社の歴史と由緒の始まりです。

江戸時代に入ると、徳川将軍家や水戸徳川家からの崇敬を集め、二代藩主・徳川光圀(水戸黄門)ゆかりの紅梅が奉納されるなど、学問と武運を司る聖地として江戸庶民の間にも広く信仰が定着していきました。