オールスポーツ写真はなぜ高い?評判の真相とゼッケン検索&お得な買い方とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

マラソン大会の完走後に公開される写真を見て、誰もが一度は感じるのが「写真ダウンロードやプリントの価格の高さ」です。一般的なネットプリントが1枚数十円であるのに対し、オールスポーツの写真データは1枚あたり2,000円〜3,000円前後、プリント商品ならそれ以上の価格帯に設定されています。なぜこれほど強気な価格設定が成立しているのでしょうか。

最大の理由は、運営元である株式会社フォトクリエイトが採用しているビジネスモデルの特殊性にあります。オールスポーツの撮影サービスは、大会参加費から撮影料が支払われているわけではなく、写真が売れて初めて収益が発生する「完全成果報酬型」で運営されています。

1万人を超えるような大規模マラソン大会では、コース上の主要スポットやフィニッシュ地点に数十人から100人規模のプロカメラマンが配置されます。真夏の炎天下や真冬の雨風のなか、重たい機材を抱えて数時間にわたりシャッターを切り続ける人件費・機材維持費は莫大です。さらに、1大会あたり数十万枚にも及ぶ膨大な撮影データを即座にアップロードし、ゼッケンごとにタグ付け・検閲・画像補正を行う高度なシステムインフラとオペレーション費用が裏で発生しています。

実際には、全参加者のうち写真を購入するのは一部のランナーに限られます。購入しなかったランナーの撮影コストも購入者の販売価格で回収しなければならない構造上、1枚あたりの単価がどうしても高くなってしまうのが実情です。「高額な1枚」には、プロの撮影技術だけでなく、大会全体を網羅するための巨大な運営コストが織り込まれています。