熟したアボカドは非常に柔らかく、皮を剥いてから切り分けようとすると指の圧力で潰れてしまいがちだ。綺麗なダイスカット(さいの目切り)やスライスを作るための裏技は、「皮がついたまま包丁を入れる」ことにある。
種を取った後の半身に対し、皮を破らないよう注意しながら果肉の中に格子状の切れ目を入れる。その後、スプーンを皮と果肉の間に滑り込ませるだけで、崩れることなく美しいキューブ状の果肉を取り出すことができる。また、フレンチ界の巨匠・三國清三シェフをはじめとするトップ料理人たちも強調するように、包丁を「押し切る」のではなく「引いて切る」動きを意識することで、細胞を壊さず切り口が滑らかに仕上がる。包丁の切れ味が仕上がりを左右するため、事前に砥石やシャープナーでメンテナンスしておくことも隠れた重要ポイントだ。