プロが教える服の描き方とシワの法則!立体感を出す決定打に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

イラスト初心者がSNS等のメイキング動画を見て誤解しやすいのが、「シワは多ければ多いほど密度が上がって上手く見える」という神話です。

美術解剖学やイラストレーションの現場指導において、過剰なシワの描き込みは「ノイズ」と見なされます。特に現代のアニメ調イラストやライトノベルの表紙絵では、情報の取捨選択が極めて重視されます。すべてのシワを描写するのではなく、キャラクターのポーズの動線(アクションライン)に沿った主要なシワだけを残し、それ以外の細かなシワは思い切って省略することが、清潔感と迫力を両立させる極意です。

また、「写真資料をそのままトレースすれば完璧になる」というのも危険な思い込みです。カメラの写真は生地の細かいヨレまで拾ってしまうため、そのまま描き写すと全体が散漫になります。必ず「どの骨が布を引っ張っているのか」という力点を見極めて誇張・整理する習慣をつけましょう。