青いカクテルの代名詞といえば、南国の風を感じさせる『ブルー・ハワイ』を外すわけにはいかない。この世紀の名作を生み出したのは、ホノルルのヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジで長年ヘッドバーテンダーを務めた伝説の人物、ハリー・イー氏である。
1957年、オランダの大手蒸留酒メーカーから「ブルー・キュラソーを使った新しいカクテルを作ってほしい」と依頼を受けた彼は、ラム、パイナップルジュース、スイート&サワーミックスを絶妙にブレンド。南太平洋の澄み渡る海をそのままグラスに注ぎ込んだかのような一杯を完成させた。これが世界中に拡散し、リゾートテイスト溢れる新たなカクテル文化を開花させる大きな起点となったのである。