都会のオアシス「靱公園」が今なぜ大注目?世界大会も開かれるテニスコートや圧巻のバラ園の見頃、周辺の絶品隠れ家カフェまで徹底取材!おでかけ前に知っておくべき決定的な見どころと最新アクセス情報を今すぐチェック!その背景には、単なる都市公園にとどまらない、重層的な靱公園の歴史由来と都市開発のダイナミズムが存在します。
靱公園の起源は、江戸時代に全国の干物や海産物が集積した「雑喉場(ざこば)魚市場」に遡ります。明治・大正を経て商業の中心地として栄えたこの地は、第二次世界大戦後の占領期に米軍の飛行場(滑走路)として接収された特異な過去を持ちます。1952年の返還後、大阪市が戦災復興都市計画の一環として緑地整備を進め、1955年に近代都市公園として開園しました。なにわ筋を挟んで東と西に分かれた独特の細長い形状は、かつての滑走路の跡地をそのまま活かして誕生した歴史的遺産です。
現在の靱公園は、静と動のコントラストが際立つ二面性が最大の特長です。なにわ筋より東側の「東園」は、四季折々の草花が咲き乱れるバラ園や広大な芝生、ケヤキ並木が広がる癒やしの空間。一方のなにわ筋より西側の「西園」は、16面のハードコートを備えるITC靱テニスセンターを中心としたダイナミックなスポーツ空間となっています。ビジネス街のど真ん中にありながら、用途や気分に合わせて全く異なる過ごし方が選べる柔軟性が、多くの来園者を惹きつける理由です。