「今すぐ荷物を取り出したい」「弁償代を払いたくない」という焦りから、ヘアピンや安全ピン、マイナスドライバーを使って自力で鍵を開けようとする人が後を絶ちません。しかし、これには極めて大きなリスクが伴います。
自力開錠の注意点として知っておくべき最大の理由は、シリンダー内部のピン構造を破壊してしまう危険性です。細い金属片が鍵穴の中で折れて詰まると、管理者のマスターキーでも解錠できなくなり、最終的に扉ごと破壊交換する事態に発展します。その結果、本来数千円で済んだはずの負担額が、数万円から十数万円の損害賠償へと跳ね上がってしまいます。
さらに、公共スペースや駅のロッカー前で不審な開錠作業を行っていると、防犯カメラや巡回警備員に発見され、器物損壊や窃盗未遂の疑いで警察に通報される重大なトラブルになりかねません。