新指揮官招聘において避けて通れないのが、マネーと権限をめぐるシビアな交渉だ。欧州トップクラブの監督年俸が高騰を続ける現在、代表監督の市場相場も大きく引き上げられている。推定年俸4億から6億円規模の投資を厭わない構えを見せるJFAだが、条件面での折り合いは容易ではない。
さらに焦点となるのが、スタッフ人事の裁量権だ。専属のアナリストやフィジカルコーチの帯同をどこまで認めるのか、国内スタッフとの協調関係をいかに維持するのか。フットボールジャーナリズムが注視するのもまさにこの点であり、単なる戦術論を超えたマネジメント構造の設計が選考の成否を握っている。