飲めるかどうかの最終ジャッジは、五感を研ぎ澄ませたチェックにかかっている。現場で食の安全を指導する管理栄養士やメーカーの開発担当者は、以下の項目に1つでも該当する場合、口にすることを避けるよう強く推奨している。
まずは視覚の確認だ。スプーンですくった際、サラサラと崩れず、指で押しても硬い塊が残る場合は湿気を吸い切っている。また、茶色の粉末の中に白や緑、灰色の斑点があればカビの可能性が高い。なお、油脂分が浮き出て白っぽくなる「ファットブルーム現象」もあるが、判断がつかない場合は無理をしないのが賢明だ。
次に嗅覚。本来の芳醇なカカオのアロマではなく、油が古くなったような油臭、ツンとする酸臭、埃っぽいカビ臭が鼻をついたらアウトだ。少しお湯に溶かしてみて、表面に不自然な油膜が浮いたり、酸味やエグ味を感じたりした場合も、すぐに吐き出して廃棄してほしい。