高校時代、最速140キロ台後半の力強い直球とキレのある変化球で脚光を浴びた。だが、当時の評価は「粗削りな素材型」という見方が少なくなかった。強豪私立のように恵まれた室内練習場や最新の計測機器が完璧に揃っていたわけではない。環境の制約を言い訳にせず、自らの身体メカニクスと向き合い続けた泥臭い努力こそが、彼の真骨頂だ。
大学を経由してプロの世界へ足を踏み入れた後も、その伸び代は留まることを知らなかった。プロの分厚い壁にぶつかりながらも、一歩ずつ自らの課題を潰し、勝ちパターンの一角へと上り詰めた姿。そこには、社高校時代に培われた折れない芯の強さが脈々と息づいている。