社会保険に加入すると、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料(40歳以上は介護保険料も)が給与から天引きされます。その負担割合はおよそ額面給与の約14〜15%です。
実際に年収ごとの手取り変化を試算してみます。
・年収105万円(扶養内・社会保険非加入):
税金等の控除が最小限のため、手取りは約103万〜104万円前後を維持できます。
・年収110万円(106万円の壁を越えて社会保険加入):
社会保険料として年間約16万円前後が差し引かれ、手取りは約92万〜94万円に急減します。「額面は増えたのに手取りが10万円以上減る」という逆転現象(いわゆる働き損ゾーン)が発生します。
・手取りを回復させる損益分岐点:
年収105万円時点の手取り額を取り戻すためには、おおむね年収125万〜130万円以上まで労働時間を増やして稼ぐ必要があります。さらに、世帯全体の手取りを明確にプラスへ転じさせるなら、年収150万円以上を目標にしっかり働くシフトを組むのが賢明な選択肢です。