沈黙を破ったのは2019年のことだった。彼女は自叙伝『失格』を上梓し、激太り騒動の舞台裏、コントロールされていた日々の恐怖、そして精神病棟への入院や自死衝動と戦った過去を赤裸々に告白した。告発本という枠を超え、ひとりの女性が尊厳を取り戻すための魂の手記だった。
この書籍は大きな反響を呼び、エンターテインメント業界におけるタレントのメンタルヘルス問題を浮き彫りにした。近年では、彼女の体験を取り上げたドキュメンタリー番組が制作されるなど、単なるスキャンダルではなく構造的な人権課題として再評価が進んでいる。声を上げたことが、彼女自身の再生の決定打となった。