石川ひとみの芸能界における経歴は、輝かしい栄光と過酷な試練が交差するドラマチックな歩みでした。
1978年、伝説のオーディション番組『スター誕生!』での合格を機に、シングル『右向け右』で歌手デビュー。その愛らしいキャラクターと高い演技力・歌唱力が評価され、1979年からはNHKの人形劇『プリンプリン物語』で主人公・プリンプリン役の声優に抜擢されました。約3年間・全656回にわたって声を担当し、子どもから大人まで幅広い世代のお茶の間に親しまれました。
そして1981年、彼女の代表作となる『まちぶせ』(作詞・作曲:荒井由実)が大ヒットを記録。オリコンチャートの上位を独占し、同年の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たすなど、トップシンガーとしての地位を確固たるものにしました。
しかし、キャリアの順風満帆な時期だった1987年、B型肝炎を発症。一時は重症化し、過酷な闘病生活を余儀なくされるという大きな苦難に直面しました。芸能活動の休止と偏見に苦しみながらも、不屈の意志で病を克服。復帰後は歌手活動を再開すると同時に、自身の経験を伝えるための講演活動を行うなど、多くの人々に勇気を与え続けています。