事態が急転したのは、米連邦検察局が提出した詳細な起訴状によってであった。捜査によって明らかにされたのは、水原氏が数年間にわたり大谷選手の口座から無断で1,600万ドル(約24億5,000万円以上)を超える巨額資金を、違法なブックメーカーへ不正送金していたという衝撃の事実だ。
「水原一平違法賭博事件」として世界を揺るがしたこのスキャンダルにおいて、彼が膨らませた賭けの損失総額は4,000万ドル(約60億円)以上に上った。最高年収が1億円近くあったとはいえ、違法賭博の沼にハマった彼の懐事情は火の車であり、正当な収入では到底補いきれない莫大な借金を抱えていたことが判明した。