全国各地に存在する「タクシー怪談」ですが、仙台市内においてその舞台として最も名高いのが八木山橋周辺です。地元のタクシードライバーの間では、昭和から平成にかけて語り継がれてきた定番の都市伝説が存在します。
代表的なものは、「真夜中に仙台駅前で乗せた女性客が『八木山橋まで』と行き先を告げ、現地に到着して後部座席を振り返ると誰もいなくなっており、シートだけがぐっしょりと濡れていた」という怪異譚です。また、地元ドライバーの中には「夜遅い時間帯には八木山橋を渡るルートを避けて迂回する」「橋の手前で奇妙な人影を見かけても絶対に停車しない」といった暗黙のルールを口にする者も少なくありません。