動画共有プラットフォームで公開されている「水いぼ ピンセット 摘除 動画」の多くは、小児皮膚科や皮膚科クリニックにおいて専用の医療器具を用いて行われる「摘除術(ピンセット圧砕・摘除)」の様子を記録したものです。先端が丸く中央に穴の開いた特殊なモスキート鉗子や水いぼ専用ピンセットを使用し、ウイルスの塊である病変部を瞬時に摘み取ります。
映像だけを見ると「出血していて痛そう」「子どもが泣き叫んでいて可哀想」といった恐怖心を抱きがちですが、現在の小児皮膚科における水いぼ治療の現場では、患児のトラウマを防ぐための事前処置が徹底されています。その代表格が、外用局所麻酔剤であるペンレステープ(リドカイン含有テープ)の貼布です。
処置の約1時間〜1時間半前に患部へ麻酔テープを密着させておくことで、真皮浅層までの知覚が麻痺し、摘除時の鋭い痛みを約70〜80%程度軽減させることが可能です。小児皮膚科の臨床レポートによると、「麻酔テープを適切に使用した場合、処置中に涙を見せることなく終了できる小児が大幅に増加した」と報告されています。受診前に動画を見る際は、「無麻酔の古い映像」に惑わされず、麻酔処置を行っているクリニックかどうかの評判を事前にリサーチすることが肝要です。