世代交代の波は確実に押し寄せている。オリコンなどの好感度ランキングでは、飾らないキャラクターと卓越したSNS適性を持つ20代後半から30代半ばの若手・中堅が急浮上している。スポーツ実況で培った熱量や、YouTubeチャンネルで見せる飾らない日常がファン層を拡大し、次代のメインキャスター候補として局の期待を一身に集める。
その一方で、ベテラン局アナたちの去就は二極化が進む。管理職として後進の育成に回るか、アナウンス職のスペシャリストとしてナレーションや定時ニュースの職人技を磨くか。あるいは、長年の人脈を活かしてプロデューサーや制作部門へと転身する道もある。組織に留まる選択をした者たちにもまた、それぞれの矜持と生き残りをかけた戦略が存在する。