憩室炎の診断と治療にあたっては、日本消化器病学会や日本大腸肛門病学会が作成した『大腸憩室症・憩室炎診療ガイドライン』が重要な指針となっている。医療現場では、問診や血液検査による炎症反応の確認に加え、腹部CT検査を行うことで確実な診断を下す。
ガイドラインによれば、軽症の憩室炎であれば自宅での安静と絶食、あるいは経口抗菌薬の投与で軽快することも多い。しかし、炎症反応が高い場合や穿孔の疑いがある場合は、即座に入院のうえで点滴による抗菌薬治療やドレナージ治療が行われる。専門学会の基準に沿った迅速な処置が、重症化を防ぐ鍵となる。