ソウシチョウの鳴き声はなぜ危険?ウグイスとの違いと生態系被害の真相に関する気になる情報をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
ソウシチョウが侵入した山林では、日本の伝統的な風物詩であるウグイスや、同じく外来種として勢力を伸ばすガビチョウと声が混ざり合い、識別が難しくなるケースが多発しています。それぞれの鳴き声と生態的特徴を整理した比較表は以下の通りです。
鳥の種類鳴き声の決定的な特徴見た目・生息環境識別のポイントと現場評価ソウシチョウ
(特定外来生物)澄んだフルート調で複雑に転がる美声(ピョロピョロ)。警戒時は「ジャー」「ギョッ」と濁る。見た目の特徴は鮮烈。赤いくちばし、喉の黄色、翼の橙色。常緑・落葉広葉樹のササ藪に潜む。ウグイスよりテンポが圧倒的に速く、抑揚が目まぐるしい。群れで騒がしく鳴き交わす。ウグイス
(在来種)おなじみの「ホーホケキョ」。地鳴き(笹鳴き)は控えめな「チャッ、チャッ」。地味なオリーブ褐色(ウグイス色)。平地から高山帯のササ藪、低木林に広く生息。節回しが定型的で澄んだ単独唱。ソウシチョウの侵入により生息域を追われる事例が多数報告。ガビチョウ
(特定外来生物)圧倒的な大音量。他種の物まねを交えながら「ヒョオヒョオ」「キョキョ」と延々鳴き続ける。全体に茶褐色で、目の周りから後方へ伸びる白い線(隈取り)が特徴的。低山の藪地。ガビチョウの鳴き声との違いは音量と執拗さ。ソウシチョウよりも明らかに声が太く、けたたましい。
ソウシチョウとウグイスの聞き分けにおける最大のポイントは「リズムの流動性」と「声の質感」です。ウグイスが息を吸い込むような「ホー」という溜めから「ホケキョ」と区切りをつけて鳴くのに対し、ソウシチョウは息継ぎを感じさせないほど滑らかに音階を駆け上がったり下りたりします。藪の中から「歌うような長めの早口メロディ」が聞こえてきた場合、それはウグイスではなくソウシチョウである可能性が極めて高いといえます。