都内で予防歯科クリニックを開業するある歯科医師は、「患者の多くは『毎日綺麗に磨いている』と主張するが、実際に口腔内をチェックすると歯間に大量の歯垢が残っている」と指摘する。臨床現場において、歯間部の磨き残しは歯周病や虫歯の最大の原因であり続けてきた。
「一般的なブラッシング指導では、歯ブラシの角度を45度に保ち、小刻みに動かすよう伝えますが、忙しい現代人が毎食後に完璧な手技を再現するのは容易ではありません。ピラミッド形状のブラシは、物理的な構造そのものが歯間に滑り込むため、患者の手技に依存せず高い清掃力をもたらしてくれます」と専門家は解説する。
フロスや歯間ブラシの併用が理想であることは言うまでもないが、それらを習慣化できない層にとっても、毎日のブラシ自体を最適化することが最も現実的で効果的な予防策となっている。